康熙字典解説
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【広韻】の注音は羊朱切、【集韻】の注音は容朱切であり、音は「逾」に同じ。【説文解字】によれば、「夏羊(なつひつじ)における牡を羭という」。【爾雅・釈畜】に「牡を羭という」とあり、注に「黒い牡の羊を指す」とある。【帰蔵】に「酒二壺、羭二頭」と記す。 また【集韻】に「羭は美なる意あり」と解す。【左伝・僖公三年】に「かつ繇辞に曰く、専ら変じて羭の美を奪う」とあり、注に「羭はすなわち美の意なり」と解す。 また【山海経】に「羭は山の神なり。祀るには燭を用いる」と記す。 また【集韻】に俞戍切と注音し、音は「喻」に同じく、義も同じ。考証す。〔【爾雅・釈獣】に「牡羭」とある。〕謹んで按ずるに、原書では【釈獣】を【釈畜】に改めたものである。