康熙字典解説
【唐韻】【集韻】はいちょうせつと注し、音は「孕」に同じ。意味は送行すること。古く諸侯が夫人を娶る際、同姓の二国がこれに「㑞」した。これは随嫁する男女を指す。【六書正訛】にいわく、字形は「人」と「火」に従う。飲食はまず備えるべきものゆえに「火」を含み、「廾」に従うのは奉承の意を表す。これが「㑞」の意味であり、会意字である。「凡」「䢠」「勝」などの字もすべてこの偏旁を用いる。俗体で「媵」と書くのは誤りである。〇按ずるに、【説文解字】では「㑞」の音はいちょうせつとし、喩母に属す。今【字彙】ではけいていせつと注し、匣母となっている。おそらく【正韻】に基づいた誤りであろう。「勝」の右辺は「灷」と「力」に従う。「」の字の右辺は「貝」に従うが、原刻本では「舟」「火」「貝」から成ると記されている。