康熙字典解説
【唐韻】は烏皎切、【集韻】【韻会】【正韻】は伊鳥切とし、音は「杳」に同じ。【説文解字】には家の東南の隅と釈す。【爾雅・釈宮】に「家の東南の隅を㝔という」とあり。【喪礼】に「室を掃くとき雑物を東南の隅に積む」と記す。【荀子・非十二子篇】に「奥㝔の間」と見える。また、【玉篇】には戸軸の回る音と釈す。さらに【集韻】【韻会】【正韻】は一叫切として、「夭」の去声に読む。意は幽深なり。【広韻】は隠れて暗き所と釈す。【正字通】に曰く、本は「㝔」に作り、俗に「窔」と作り、あるいは「宎」と作る。「宎」の注を参看すべし。【説文解字】の本は「𡧍」に作り、字形は「宀」に従い、「㫐」声なり。考証す。〔【爾雅・釈宮】に「家の東の隅を㝔という」とある。〕謹んで原文に従い「東」の下に「南」の字を増補す。〔【礼・喪礼】に「室を掃くとき雑物を東南の隅に積む」と記す。〕謹んで原書に従い「喪礼」に改む。