康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1352 ページ)
【戌集中】【阜部】院;康熙筆画:15;頁碼:1352 頁 04 行
【唐韻】音は王眷切、【集韻】【韻会】音は于眷切、読みて「瑗」に似たり。
【説文解字】堅固なりと釈す。
【玉篇】四周の垣牆なり。「寏」とも作る。
【増韻】垣牆ある居所を院と謂う。
【唐書・宣宗紀】五王院を設け、幼き皇子を安置すと載す。
また、官署を院と称す。
【唐書・明皇紀】麗正書院を置き、文学之士を集めたと載す。
また【令狐綯伝】令狐綯翰林学士たり、夜宮中に奏対して燭尽きれば、帝金蓮華の火炬を以て之を翰林院に送らしめたと載す。
また【南部新書】唐初以来、五院の官職を歴任せる者ただ二人あり、李商隠・張延賞なりと載す。
【注】五院とは監察院・殿中院・侍御史院・中丞院・大夫院を指す。
また、儒者の居住し講学する所を書院と称す。
【方隅勝略】白鹿書院は廬山にあり、鵝湖書院は鉛山県にありと載す。
また、仏教の僧侶の居住する所を僧院と称す。
【伝灯録】本行和尚曰く、「もし能く道理を説く者あらば、老僧院の半分を分ちて共に住まわしむべし」と。
また、道教の修行者の居住する所を道院と称す。
【白居易・郭道士を尋ぬる詩】句に「院を見るに只双白鶴を残す」と。
また【広韻】【集韻】音は胡官切、読みて「桓」に似たり。
また【集韻】音は委遠切、読みて「婉」に似たり。
義は前述と同じ。