康熙字典解説
【広韻】では烏県切、【集韻】および【韻会】では縈絹切、【正韻】では迂絹切で、音は「肙」に同じ。【玉篇】には「厭足(満足して飽きる)」と釈す。【広韻】には「飽足(満腹して足りる)」と釈す。【集韻】は賈思勰の語を引いて「飽ればもはや飽足と感じず」という。時に別字形をもって書くこともある。
また、【集韻】には于泫切の読みもあり、音は「蜎」に同じ。意味も同様である。考証〔【玉篇】に「厭足」と釈し、【説文】に「飽足」と釈すとある〕。謹んで按ずるに、【説文】には飽足に関する記述が見当たらないため、「【広韻】に飽足と釈す」と改める。