康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1285 ページ)
【広韻】【集韻】に「於金切」とあり、音は「音」に同じ。酔って発する声を指す。また【集韻】に「烏含切」とあり、音は「諳」に同じ。酔うことを䤃という。さらに「於禁切」とあり、音は「蔭」に同じ。酒を醸すときの発酵の臭気を指す。【正字通】は【炎徼紀聞】を引いて曰く、南方の少数民族は蕎麦の灰と高粱の粥を混ぜて腐臭ある汁を醸し、これに魚肉などの雑物を浸して「䤃蛆蚋」と呼び、群がって吸啜し、これを珍味とする。家富める者は、自家の䤃桶が数代にわたり蓄えられていると言う。この説によれば、䤃は「腌」と音は異なるも義は通ずる。凡そ物を浸漬して貯蔵し、覆い封じて通気せしめざるものは、みな䤃という。