【辰集中】【木部】枒;康煕筆画:8;ページ:515 頁第 12 行。『唐韻』五加切、『集韻』『韻会』『正韻』牛加切、音「牙」に同じ。本字は「

」に作る。「椰」とも書く。『説文解字』に「木名なり」とある。『玉篇』に「交阯に産し、高さ数十丈、葉は樹杪に生ず」とある。左思『呉都賦』に「椰葉無陰」とあり、『蜀都賦』に「椶枒」とある。注に「树皮を以て縄及び履を作る」とあり、また「楈枒」あり。詳しくは「楈」の条に詳らか。また、車輪の外周の輪輞を「枒」という。『周礼・冬官考工記』には「牙」に作り、「輪人、三材を斲削して、轂・輻・牙を作る」とある。また『類篇』に「迦枒」、木相抵する貌を指す。また『類篇』に余遮切、音「耶」に同じ。これも木名なり。また『広韻』『集韻』に吾駕切、音「迓」に同じ。また『集韻』に魚駕切、義同じ。考証:『周礼・冬官考工記』に「牙」に作り、「輿人、三材を斲削して、轂・輪・牙を作る」とある。謹んで按ずるに、原文の「輿」を「輪」に改め、「輪」を「輻」に改むべし。