康熙字典解説
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【辰集上】【日部】星;康煕筆画:9;頁碼:492 頁 21 行
古字は「曐」または「皨」と書く。
『唐韻』『集韻』『韻会』には「桑経切」、『正韻』には「先青切」と注音され、音は「腥」に同じ。
『説文解字』に曰く、「星とは万物の精にして、昇って列なる星辰となる。形は『晶』に従い、『生』声なり」。また一説に象形にして、形は『口』に従う。古文字では『口』の中に点を加うるがゆえに、『日』字に似たり。
『釈名』に曰く、「星とは散の義にして、天に列び布く」。
『尚書・堯典』に、「日月星辰の運度を観て暦を推す」とあり。注に曰く、「星とは四方及び中央の星宿を指す」。
また『尚書・洪範』に、「五紀、其四曰く星辰」とあり。注に曰く、「二十八宿輪転して現れ、以て節気の次序を定む」。
また記して曰く、「民は星のごとく、あるいは風を好む星あり、あるいは雨を好む星あり」。注に曰く、「星は民を象り、箕星は風を好み、畢星は雨を好む」。
『史記・天官書』に曰く、「星は金気の散じて成れるものなり」。注に曰く、「五大行星は五行の精にして、衆星分布して列をなす。形は地に生じ、精は天に成り、列び布きて各々所属あり。野に在っては万物を象り、朝に在っては官職を象り、人に在っては事務を象る」。
『前漢書・天文志』に曰く、「経星及び常見の星宿は中外の星官を含め、総て百七十八の名あり、合わせて七百八十三星にして、皆州・国・官職・宮室・物類の象あり」。
『淮南子・天文訓』に曰く、「日月の余精、星を成す」。
また「星星」は細小・点々たる様を形容す。謝霊運の詩に、「点点たる白髪垂る」とあり。
また草名を指す。戴星・文星・流星は皆穀精草の別名なり。『本草綱目』に曰く、「この草は穀田中に生じ、茎の頂に小白花あり、点々として散乱せる星のごとし」。
また姓なり。『広韻』に『羊氏家伝』を引いて曰く、「南陽太守羊続、済北の星重の女を娶る」。