康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 455 ページ)
【玉篇】には「先全切」、【唐韻】には「須縁切」、【集韻】には「荀縁切」と注音され、音は「宣」である。「揎」字と同じ。意味は引き導くこと、手で衣を引き上げることを指す。【儀礼・士虞礼】の「鉤袒」の注に、「今のいわゆる【㩊衣】のごとし」とある。また時に「擐」とも書く。「揎」字の注を参照せよ。また【集韻】に「先命切」とも注音され、これも臂を露わにするの意である。他の版本では誤って「㩱」と作る。〇按ずるに、【集韻】によれば音は「宣」であり、また「沿」とも読む。楊慎【芸林伐山】にいわく、「」は手が順に撫でるの意なり、また頭円きを「」といい、顔円きを「」というとなんぬ。されば「」字は元来「揎」の音を有す。【正字通】に「【㩊】字に【宣】の音なし」というは、考証詳ならざるなり。