康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 752 ページ)
【午集上】【瓦部】甕;康煕筆画:18;頁碼:752 頁下段 25。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「烏貢切」、甕と同じ。『玉篇』に「罌なり」。『韻会』に「瓶なきものなり」。『易・井卦』に「井谷、鮒を射る。甕敝れて漏る」。『礼記・檀弓』に「醯醢百甕」。李斯『秦始皇に上る書』に「夫れ甕を撃ち缶を扣き、箏を弾き髀を搏ちて、嗚嗚と歌呼ぶは、耳目を快ならしむる者、真に秦の声なり」。また『礼記・儒行』に「蓬戸甕牖」。疏に「甕牖とは、牖窓の円なること甕の口の如きを謂う」とあり、また「敗れたる甕の口を以て牖と為す」とも云う。『荘子・譲王篇』に「桑を以て枢とし、甕牖二室」。注に「桑条を屈して戸の枢と為し、甕を破って牖と為す。各々一室なり」。また『荘子・人間世』に「甕大瘿、斉の桓公を説く」。注に「甕は大瘿の貌」。また『集韻』に「罋」とも作り、また「」とも作る。『前漢書・張騫伝』に「大宛国、大鳥の卵を献ず、甕の如し」。注に「一作す」。また『集韻』『韻会』『正韻』に「于容切」、音は雍。『前漢書・西域伝』に「烏弋国、大鳥の卵有り、甕の如し」。師古の注に「音は平声」。また『集韻』に「委勇切」、音は壅。また「于用切」、壅の去声。義同じ。