康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1436 ページ)
【亥集上】【馬部】駘;康煕筆画:15;頁碼:1436 頁 16 行。【唐韻】徒哀切。【集韻】【韻会】【正韻】堂来切。音は「台」に同じ。【玉篇】劣馬が銜(くつわ)を脱したるを指す。【崔寔・政論】馬その銜を脱す。また「駘蕩」とは、空曠遼遠を指す。また地名を指す。【左伝・昭公九年】魏・駘・芮・岐・畢は、我が西土なり。【注】駘は始平郡武功県に在り。また【哀公六年】孺子を駘に遷す。【注】駘は斉の城邑なり。【釈文】音に「他才反」と「徒来反」の二種あり。また神名を指す。【韻会】金天氏の子を晞といい、允格と台駘を生む。また人名を指す。【荘子・徳充符】魯に王駘という刖足の人あり。また【五音集韻】土来切。音は「胎」に同じ。義も同じ。また【広韻】徒亥切。【集韻】【正韻】蕩亥切。音は「待」に同じ。【玉篇】「駘蕩」とは、広大深遠の意を指す。また【正字通】春色の舒展放暢を「駘蕩」という。また【広韻】疲乏・鈍重を指す。また【類篇】「駘騱」とは、馬進まざるを指す。また【荘子・徳充符】衛に哀駘它という醜貌の人あり。【音義】「駘」の音は「殆」に同じ。李頤曰く、哀駘は醜貌の状なり。它是れその名なり。また「跆」に通ず。【史記・天官書】軍互いに踏躙す。【前漢書】「跆」と作る。考証:【左伝・昭公九年】「駘芮岐畢」。謹んで原文に照らし、「駘」の上に「魏」の字を加う。【哀公六年】「儒子を駘に遷す」。謹んで原文に照らし、「儒子」を「孺子」に改む。