康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 452 ページ)
【卯集中】【手部】摶;康煕筆画:15;頁碼:452 頁 03 行。『唐韻』度官切、『集韻』『韻会』『正韻』徒官切、音は団。『説文』に「圜なり」とある。『周礼・冬官考工記・輪人』に「侔以て山を行けば、則ち是れ摶以て石を行うなり」とあり。注に「侔は上下等しきなり、摶は圜厚きなり」とある。また『矢人』に「凡そ笴を相するに、生にして摶なるを欲す」とあり。また手を以て之を圜むるなり。掜は聚むるなり。『礼記・曲礼』に「飯を摶むること毋かれ」とあり。疏に「飯を取りて摶を作れば、則ち得ること易く多し」とある。『儀礼・特牲饋食礼』に「佐食黍を摶んで祝に授く」とあり。また拍るなり。『周礼・冬官考工記』に「埴を摶ぐの工二」とあり。注に「摶之言は拍るなり。埴は黏土なり」とあり。疏に「手を以て黏土を拍りて培と為す」とある。また専らなり。『前漢・天文志』に「凡そ雲気を望むに、騎気は布し、卒気は摶ず」とあり。また摶黍は黄鳥の名なり。『詩・周南・黄鳥于飛』の疏に「幽州の人之を黄鶯と謂い、斉の人之を摶黍と謂う」とある。また省いて作す。亦た作す。また『集韻』朱遄切、音は専。擅るなり。一に曰く幷合して領を制するなり。『史記・田斉世家』に「三国の兵を摶ぐ」とあり。注に「領を握るなり」とある。また専に通ず。『左伝・昭公二十年』に「琴瑟の摶ごときならば、一に誰か能く之を聴かんや」とあり。また『唐韻』持兖切、『集韻』『韻会』『正韻』柱兗切、音は篆。束ぬるなり。『周礼・地官・羽人』に「十羽を審と為し、百羽を摶と為す」とあり。また縳と同じ。巻くなり。『周礼・冬官考工記・鮑人』に「巻きて之を摶ぎ、其の迆なきを欲す」とあり。注に「摶は縳と読む、韋革を巻縳するを謂う」とあり。『釈文』に「摶・縳は直転反」とある。また『集韻』『韻会』柱恋切、伝は去声。義同じ。叀に従う、搏の尃に従うと別なり。