康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 754 ページ)
【午集上】【甘字部】甛;康煕筆画:11;ページ番号:754 頁 11 行
古文は「餂」と書く。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】に徒兼切と注音され、音は「恬」に同じ。【説文解字】には味道美好(味が美しい)と釈す。字形は舌に従い、「甛」と書く。舌は甘味を感知する器官である。【博雅】に「甛は甘なるなり」とある。【張衡・南都賦】に「酸鹹甘苦の味、百種千名あり」と見える。また【蘇軾・広州を発すの詩】に「三杯軟飽後、一枕黒甜余」とあり、注に「軟飽は飲酒を指し、黒甜は睡眠を指す」とある。また水名ともなる。【洞冥記】に「甜水は虞淵より八十里」と見える。【集韻】には「甜」とも書く。