基本情報
発音
TAI DAI,UTENA YOROKOBU
五行
なし
吉凶
なし
命名の意味
康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 172 ページ)
【未集下】【至字部】臺;康煕筆画:14;頁 172
古代文献の記載によれば、【広韻】では徒哀切と注音され、【集韻】【韻会】【正韻】では堂來切と注音され、音は「苔」に同じ。【説文解字】には「四方高く聳え、遠望に供する建築」と釈される。【釈名】には「臺とは『持』の意なり。土を築いて高大堅固の形とし、自ら稳固を保つ能う」とある。【爾雅・釈宮】に「闍を臺と謂う」と見え、【註】に「土を積みて四方ならしむ」と釈す。【礼記・月令】に「夏季第二の月、臺榭に居るべし」とあり、【疏】に「土を積みて作り、登高遠望に用いる」と釈す。【五経要義】に「天子に三臺あり。霊臺は天文を観測し、時臺は四時の変化を観察し、圃臺は鳥獣を観察す」と記される。また【古今注】に「城門は皆土を以て築く。積みたる土を臺と謂うがゆえ、臺門とも称す」とある。
また官職名を指す。【正字通】に『袁紹伝』の「三臺」の注として、「漢代の官職にして、尚書を中臺、御史を憲臺、謁者を外臺と称す」とある。また『漢書・百官表』の注に「礼楽の官は礼儀の形態に通ずるがゆえ、礼部を容臺と称す」とあり、また王彦威『曲臺新礼』三十巻を著したるがゆえ、太常を曲臺と称す。また漢代の秘書監を芸臺と称し、唐代には秘書省を麟臺と改め、唐代『百官志』に門下省を鸞臺と称すと見え、宋代の銀臺司は天下の奏章を受領するを務む。
また【博雅】に「臺とは支えるの意なり」と釈す。
また地位低き人を指す。【左伝・昭公七年】に「僕臣臺」と見え、【註】に「皂・輿・隷・僕なる最下等の僕役を指す」と釈す。【孟子】に「大概これより後、臺に食を送る者なかるべし」とあり、【註】に「臺とは賤しき吏にして、使喚差遣に供する者を指す」と釈す。また【輟耕録】に「奴婢の中に再び奴婢に使役せらるる者を重臺と謂う」とあり、【蘇軾・梅花詩】に「天は桃李をして輿臺(賤役)たらしむ」と詠ず。
また【博雅】に「臺とは同輩・等類の意なり」と釈す。
また【揚子・方言】に「臺とは匹敵・相当の意なり。東斉海岱の間これを臺と称し、函谷関以西秦晋の間、物力相当なるを臺敵と称す」とある。
また【荘子・庚桑楚】に「これを霊臺に入らしむべからず」とあり、【註】に「霊臺とは心なり」と釈す。
また姓なり。漢代に侍中台佟という者あり。また複姓に澹台あり。
また【字彙補】に「古来陵墓を臺と称す。例えば鄴都の三臺、『山海経』の帝堯台・帝嚳台これなり」と記される。
また「咍臺」とは鼾声のこと。【世説新語】に「許璪丞相の帳中に喧嘩し、『咍臺』の大いなる鼾声を発す」と見え、【通雅】に「咍臺は晋人の常用する語なり」と釈す。
また山名なり。【輿地志】に「五台山は雁門郡に在り」とあり、【山海経】に「鹿台山」と見え、【註】に「今名は麓台山」と釈す。【淮南子・地形訓】に「済水は王屋山に発し、時水・泗水・沂水は台台術山に発す」とあり、【註】に「時水・泗水・沂水は皆水名、台台術は皆山名」と釈す。【抱朴子・登陟巻】に「昔張蓋蹹と偶高成、共に雲台山の石室にて精修せり」と記される。
また神名なり。【左伝・昭公元年】に「昔金天氏の子孫に昧という者あり、水官に任じ、允格と台駘を生む。台駘は汾水の神なり」と見え、【山海経】に「休与山に一種の石あり、帝台の棋と名づく」とあり、【註】郭璞曰く「帝台とは神人の名なり」。
また星名なり。漸台は星宿の名なり。
また宮殿名なり。【鄒陽・上呉王書】に「秦は曲台宮に拠りて天下を掌握す」とあり、【三輔黄図】に「未央宮に曲台殿あり」と記される。
また草名なり。【爾雅・釈草】に「艾草はまた冰台と名づく」と見え、【疏】に「艾は一名冰台、即ち今の艾蒿なり」と釈す。【詩経・小雅】に「南山に臺草あり」と詠じ、【伝】に「臺とは夫須なり」と釈し、【疏】に「夫須とは莎草にして、蓑衣・斗笠を作るに用いる」と釈す。また「彼れ都城の士、臺草の斗笠と黒き小冠を着く」とあり、【伝】に「臺(草笠)は暑を防ぎ、笠は雨を防ぐ」と釈し、【箋】に「臺とは夫須なり。都城の士、臺草の皮を以て斗笠を作れるなり」と釈す。
また【字彙】に洪孤切と注音され、音は「乎」に同じ。台駘は邾国の地名なり。【礼記・檀弓】に「(魯国軍)台駘にて敗る」と見え、【註】に「台の音は壷(ふ)、駘の音は臺(たい)。『臺』の字は『壷』の字の訛誤なるべし。一に壷駘と作り、あるいは狐駘と作る」と釈す。【正字通】に「臺に壷の音ありといえども、臺と壷と同一の字にあらず。『字彙』臺を古の壷字と為すは誤りなり」と釈す。また【字彙補】に「『左伝』の『臺駘』を考うるに、諸家の注疏を逐一検証するも『狐』の音なし。『字彙』何に基づきてかく言うや、亦た誤りなり」と指摘す。
また【韻補】に叶音して田黎切、音は「題」に同じ。【参同契】に「潔白なること帷帳を掀ぐるが如く、目を閉じて高台に登る。『火記』六百篇、求むる宗旨惑うことなし」とあり、また叶音して同都切、音は「徒」に同じ。【易林】に「典冊及び法律文書、蘭台の中に蔵す」と詠ず。