康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1499 ページ)
【亥集中】【鳥部】鷞;康煕筆画:22;頁碼:1499 頁下段 24 行。『唐韻』所荘切、『集韻』『韻会』『正韻』師荘切、音「霜」に同じ。『説文』に「鷫鷞は西方の神鳥なり」とある。『正字通』に「この鳥は頸長く、羽緑色にして雁に似たり。その皮をもって裘(かわぎぬ)を作る」という。揚雄『蜀都賦』に「鷤・鷫鷞」と見え、『史記』司馬相如伝に「司馬相如家貧しく、嘗て鷫鷞の裘を質に入れて酒を換う」と記す。また「粛爽」とも書く。また馬の名をも指す。『左伝』定公三年に「唐の成公、粛爽の馬二匹を有つ」とあり、『疏』に「粛爽とは、その羽白絹のごとく、頭高く頸長し。馬の形これに似る。俗体は鸘と作る」と釈す。また『広韻』疎両切、『集韻』『韻会』『正韻』所両切、音「縔」に同じ。『広韻』に「鷞鳩は即ち鷹なり」とあり、また「爽」とも書く。『左伝』昭公二十年に晏子「爽鳩氏、始めて此の地に居る」と言い、『注』に「爽鳩氏は少皡氏の司寇なり」とある。