康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 547 ページ)
【辰集中】【木部】槮;康熙画数 15;頁碼 547 頁 13 行。【唐韻】所今切。【集韻】【韻会】蘇簪切。音は森。【説文】樹木が高く長く伸びたさま。【張衡・西京賦】に「橚櫹槮」とあり。また、花葉が凋落した後に枝幹だけが凛として立つさまを指す。【宋玉・九弁】に「萷櫹槮之可哀兮」とある。また、薪木を水中に積み上げて魚を捕ることを槮という。【爾雅・釈器】に「槮を涔と謂う」とあり、罧と同じ。また【集韻】に桑感切(音は糝)、式荏切(音は審)、斯荏切(音は伈)とあり、義は同じ。また【集韻】【韻会】に蘇遭切(音は騒)とあり、樹木が高く長いこと。【馬融・長笛賦】に「森槮柞朴」とある。また【集韻】に師銜切(音は杉)とあり、森槮は樹木が高く長いさま。また【広韻】に疎錦切とあり、音は〔欠〕にして果実の名。また【韻会】に所斬切とあり、音は〔欠〕。【博雅】に取るの義。一説に執り持つの義。『詩・鄭風』の「槮」に「子の手を執る兮」と引く。注に「攬り取るの義」とあり。『詩』の原文は本来手偏に従う。