康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1321 ページ)
【戌集上】【金字部】鏾;康煕筆画:20;頁碼:1321 頁下段 22 行。『広韻』に「蘇旱切」、『集韻』に「顙旱切」とあり、音は「散」。弩の牙が緩むことをいう。また『集韻』に「先旰切」、音は「繖」。弩を指す。また『正字通』によれば、弩に「鏾」の名はなく、「鏾」は音「線」と読むべきとする説がある。現在民間では雄鶏を去勢することを「鏾」といい、その意味は牛・豚・馬を去勢するのと同じである。郭師孔は誤って「鏾」を「線」と書き、『謇斎瑣綴録』に見える説もこれによる。旧来の注音を「散」とするのは誤りである。『臞仙肘後経』には「鐓」と作り、鶏の「鏾」も民間の俗字に加わった用法である。