康熙字典解説
【唐韻】は尺尹切、【集韻】は爾軫切にして「忍」と読む。【説文解字】に「䏰」と釈す。【集韻】に「䏰」は県名なりと記す。【後漢書・劉焉伝】に「韙、因りて兵を䏰に駐め、劉表を防ぐ」とあり。注に蜀郡に属し、旧城址は今の夔州雲安県の西に在りと説く。 また、【広韻】は如順切、【集韻】は儒順切にして「閏」と読む。これも漢代の県名なり。【後漢書・呉漢伝】に「宕渠の人楊偉、䏰の人徐容ら」と見え、注に【十三州志】を引いて音は「春」、䏰の音は「閏」なりとし、その地は低湿にして䏰虫多く、故に此れを以て県名とすと説く。