康熙字典解説
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【申集上】【艸部】葚。康煕筆画:15。頁碼:頁 1045 第 06。『集韻』に「時鴆切、音甚」とあり。『玉篇』に「桑の実なり」とある。『詩・魯頌』に「我が桑の黮を食らひ、我が好音を懐く」とあり。『疏』に「飛鴞は悪声の鳥なり。桑の黮を食らひて音を変ず」とあり。『注』に「黮は葚と同じ」とある。『晋書・張錫伝』に「桑葚甜甘、鴟鴞響を革む」とまたあり。さらに『韻補』に「林に如く叶し、音〇〇(欠字)。『詩・衛風』に『于嗟鳩兮、桑葚を食らうことなかれ』。下に耽字の韻に叶す」とあり。『詩疏』に「一本また椹と作る」とある。按ずるに、『佩觿』に「鉄椹の椹を以て桑葚と為すは非なり。葚の字は木に従うべからず」と云う。