康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 435 ページ)
【卯集中】【手部】捼;康煕筆画:12;頁碼:435 頁下段 31。『唐韻』『集韻』『韻会』に「奴禾切」、糯の平声。『説文』に「摧なり」。一説に「両手相い切り摩す」とも。『広韻』に「捼挱なり」。『集韻』に「或いは挼と作る」。また撋とも作る。また『正韻』に「奴何切」、音は那。義同じ。また『唐韻』『集韻』に「儒錐切」、音は蕤。義同じ。また『唐韻』に「乃回切」、『集韻』『韻会』に「奴回切」、音某。これも手を以て物を摩擦するの義なり。また『集韻』に「儒垂切」、音は痿。義は挿し入れるなり。また「而又宣切」、音は軟の平声。撋字と同じ。また「烏禾切」、音は倭。義は手を以て纏繞するなり。また「烏毀切」、音は委。義は撫ずるなり。また「儒邪切」、読み婼に近し。義は揉搓す。これ関中の方言なり。また『説文』に徐鉉曰く、「今俗に挼と作るも非なり」。按ずるに、捼は挼と同じ。諸書互いに混用すべし、拘泥するに足らず。