康熙字典解説
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【卯集中】【手部】挼;康熙画数 11;ページ 432 第 07。『唐韻』『集韻』に奴禾切。捼に同じ。『礼記・曲礼』に「飯を共にするに手を沢(さわ)らず」とあり。注に「沢は挼莎(なでさする)を謂う」とす。『晋書・劉毅伝』に「東府に摴蒲(ちょぼ)を集めて大いに擲(な)げ、劉裕五木を挼(もみ)すること久しく、即ち盧(ろ)と成る」とあり。また『六書故』に「按揉(あんじゅう)なり」とす。また『唐韻』に索回切、『集韻』『韻会』『正韻』に蘇回切、音毸(さい)。撃つなり。また手を摩(なで)るなり。また『集韻』『韻会』に奴回切、音〇。義同じ。また捼と作る。また『唐韻』『集韻』に儒誰切、音蕤(ずい)。捼と同じ。また『集韻』に翾規切、音堕(だ)。『儀礼・特牲饋食礼』に「祝命じて挼祭せしむ」とあり。注に「神に食を祭るなり」とす。『士虞礼』に曰く、「祝命じて佐食に堕祭せしむ」。『周礼』に曰く、「既に祭れば其の堕を蔵す」。堕と挼とは読み同じ。また宣錐切、音雖(すい)。また思累切、音髄(ずい)。義同じ。また盧臥切、螺去声。理(おさ)むるなり。摞と同じ。また奴臥切、音穤(の)。推す。余は捼字の注に詳らかなり。考証:古く『虞礼』に曰く、「祝命じて佐食に堕祭せしむ」。謹んで『儀礼・特牲饋食礼』の注文に照らすに、古『虞礼』は『士虞礼』に改むべし。