康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 596 ページ)
【辰集下】【毛部】氄;康煕筆画:16;頁碼:596 頁 16 行。『広韻』『正韻』に而隴切、『集韻』『韻会』に乳勇切、音は宂。「」に同じ。鳥の細き毛なり。一説に毛の盛んなるをいう。『書・堯典』に「鳥獣氄毛」とあり。『孔伝』に「鳥獣皆軟毳の細毛を生じて以て自ら温む」という。また馬融云く、「温柔の貌」。正義に云く、「氄毛とは肉に付ける細毛を謂う」。『劉楨・烏生八九子詩』に「氄毛自ら暖まらず、翼を広げて強いて相呼ぶ」とあり。また『玉篇』に而允切、音は蝡。義同じ。また『集韻』に而融切、音は戎。また如容切、音は茸。義同じ。『兪琰・席上腐談』に「北方に毛段の細く軟らかなるを子氄と曰う。子とは毛の細き者を謂う。今誤って紫茸と為す」とあり。『説文』に本より「」と作る。毛に従い隼声なり。『集韻』に或いは「縟」と作る。『玉篇』『増韻』にもまた「」と作る。