康熙字典解説
【唐韻】は「丘玉」の二字で反切注音し、【集韻】【韻会】は「区玉」の二字で反切注音する。読みは「曲」に同じ。【説文解字】には、蚕を飼うための簀(せき)と釈されている。【揚子・方言】によれば、この簀は宋・魏・陳・楚・江・淮の間では「䒼」と呼び、「曲」の字も通じて用いるという。【礼記・月令】には、季春三月に曲・植・蘧・筐などの養蚕器具を整えるべしと記され、注には「曲とは蚕簿(蚕を飼う簀)なり」と釈されている。また、【揚子・方言】によれば、竹製の簀は宋・魏の間では「笙」と呼び、あるいは「蘧䒼」ともいうという。