康熙字典解説
【唐韻】は「苦角」の二字をもって反切し、【集韻】【韻会】は「克角」の二字をもって反切す。音「確」に同じ。【説文解字】に曰く、「上より下へ撃つ」と。また一説に「素白の意味」とあり。 また【玉篇】に曰く、「物の表皮にして中空なるもの」と。【列子・黄帝篇】に載せて曰く、「木の葉枯れて空殻となる」と。また卵の外甲も亦「㱿」と称す。【仲長統・述志詩】に曰く、「飛鳥跡を残し、蝉躯殻を脱ぐ」と。時に「殻」とも書く。 また【集韻】は「空谷」の二字をもって反切し、音「哭」に同じ。【正韻】は「乞約」の二字をもって反切し、音「却」に同じ。義同じ。 また【集韻】は「黒角」の二字をもって反切し、「嗀」の字と同じ。嘔吐するさまを意味す。【左伝・哀公二十五年】に載せて曰く、「臣足に疾あり、もし見れば、君必ず嘔吐せん」と。時に略して「㱿」と書く。 また叶韻にて「丘」の切音に読み、音「〻」に同じ。【張載・七命】に曰く、「竜眼の果房を剥き、椰子の硬殻を剖く。万般の美味を選び抜き、意に従い順次献ず」と。【韻会】は「〻」と書く。