康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 893 ページ)
【未集上】【竹部】篋;康煕筆画:15;頁 893。【広韻】苦協切、【集韻】【韻会】詰叶切、【正韻】乞協切、音は蛺に同じ。【広韻】に「箱篋」とあり。【礼記・学記】に「入学して鼓篋すは、その業を孫(つつし)むなり」と見え、注に「鼓篋とは、鼓を撃って衆を警め、しかる後に篋を開いて治むる経書を出すことなり」という。【儀礼注】に「隋方なるを篋と曰う」とあり、疏に「隋とは、狭くして長きことを謂う」と釈す。【左伝・昭公十三年】に「衛人、屠伯をして叔向に羹を一篋の錦と共に饋らしむ」と見える。また山名なり。【水経注】に「高城の東北五十里に篋山あり」という。また去急切の義あり。張翰【豆羹賦】に「是れ刈り是れ穫り、簞を充たし篋を盈つ。香しく鑠け和調し、周く疾く急赴す」とある。