康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 257 ページ)
【丑集下】【女部】妾;康煕筆画:8;頁碼:257 頁 39 行。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「七接切」とあり、音は「踥」に同じ。意味は「接」なり。君子(男子)と結合しうる女子を指す。『礼記・曲礼』に、「妾を買うに、その姓を知らざれば、卜して之を定むべし」とある。『前漢書・五行志』に、「未嫁の処女、ある事によりて懐妊す」とあり。注に「処妾とは、未成年の少女をいう」とある。また国名なり。『山海経』に「雨師妾の国、その北に在り」と見える。楊慎の説に、「雨師妾は姮娥・織女の類なる人物の名にして、国名に非ず」という。後文に「元股の国、雨師妾の北に在り」とあるをもって、(雨師妾が国名なることを)証すべし。また姓なり。漢に妾胥・妾志あり、『印藪』に見える。『説文解字』に、「字形は'㑴'と'女'とより成る。'㑴'の音は'愆'に同じ」とある。