康熙字典解説
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【巳集中】【爿部】牆;康熙筆画 17;頁 239
古文。『唐韻』才良切、『広韻』在良切、『集韻』『韻会』『正韻』慈良切、音は嫱。『説文』本つくりは墙。垣にして蔽うなり。爿よりして声。『爾雅・釈宮』に「墙を墉という」。『書・五子之歌』に「峻宇雕墙」。『詩・鄘風』に「墙に茨あり」。伝にいう、墙は以て不虞に備うるなり。また『礼記・檀弓』に「周人は墙に翣を置く」。注にいう、柳衣なり。『儀礼・既夕』に「巾奠して乃ち墙す」。注にいう、墙は柩を設置するなり。また『論語』に「蕭墙の内」。注に鄭玄曰く、蕭は粛なり。墙は屏なり。君臣相見るの礼、屏に至りて益々粛敬す、故に之を蕭墙と謂う。また『前漢書・司馬遷伝』に「圜墙の中に幽す」。師古の注にいう、圜墙は獄なり。また復姓あり。『左伝・襄公二十六年』に「寺人恵墙伊戾」。注にいう、恵墙は氏、伊戾は名なり。『釈文』に墙あるいは啬に作り、音は樯。また『広韻』に廧と同じ。『穀梁伝・成公三年』に「晋の却克・衛の孫良夫、墙咎如を伐つ」。また『左伝』に廧に作る。また通じて嫱に作る。『前漢書・匈奴伝』に「元帝、後宮の良家の子王墙、字は昭君を以て単于に賜う」。『説文』に籀文はに作る。『広韻』に俗に墻に作る。考証:『前漢書・司馬遷伝』に「圜墙の中に幽す」。師古の注に「園墙、獄なり」。謹んで原文に照らし、園を圜に改む。