基本情報
発音
HITSU HIKI,TAGUI TAGUU
五行
水
吉凶
无
命名の意味
康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 154 ページ)
【子集下】【匸部】匹。康煕字典の画数:4 画。頁碼:第 154 頁第 36 条。
『唐韻』は「譬吉切」、『集韻』『韻会』『正韻』は「僻吉切」と注音し、発音は「品」の入声に似る。
『説文解字』は「四丈」(長さの単位)と釈す。『正訛』に補えて曰く、四丈はすなわち八端(古代の布帛の計量単位)なり。ゆえに字形は「八」に従い、「匸」に従いて、布帛を束ねる形状に象る。『漢書・食貨志』に記して曰く、布帛の広さ二尺二寸を「幅」といい、長さ四丈を「匹」という。『小爾雅』に曰く、「両」(古代の布帛の単位)の倍を「匹」という。『広韻』に俗に「疋」と作すと見える。
また「配偶」「成対」の義あり。『詩経・大雅』に「率由羣匹」とあり、注に曰く、周の成王は群臣中の賢者を用いるに循ひ、その才能品行は己が心意に匹配す、と。
また『広韻』は「匹配」「結合」「成双」と釈す。『爾雅・釈詁』に「匹」は「合」の義なりとし、注に両相配对するを指すとし、疏に「匹」すなわち配合なりと説く。『詩経・大雅』に「作豊伊匹」あり。また『礼記・緇衣』に「惟君子能好其匹」とあり、注に「匹」は知己の朋友を指す、と説く。
また「婚配」「配偶」を指す。漢代の匡衡が上奏した政治疏に「匹妃の際、生民の始なり」(婚配結合は人民繁衍の始めなり)とある。また『左伝・桓公十年』に「匹夫無罪」とあり、注に曰く、平民の夫妻相互に婚配するを「匹」という。名称既に定まれば、独り一人といえども亦「匹」と称すべし。ゆえに通じて「匹夫匹婦」という。
また馬を数えるに用いて「匹」と称す。『周礼・夏官』の注に四馬を一乗(輛)とす、とある。また『芸文類聚』に解説して曰く、馬の影の長さおよそ一匹(四丈)に見えるがゆえに、馬も亦「匹」と称す、と。『正訛』に曰く、馬の影長さ四丈なれば、亦「匹」の字を借り、また別に「疋」と作る、と。
また「騖」に通じ、音は「木」なり。『礼記・曲礼』に「庶人の贄は匹なり」(平民相见に持する礼物は匹なり)とある。