康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 703 ページ)
【巳集下】【牛部】犏。康煕筆画:13。頁碼:703 頁 02 行。『正字通』に「匹焉切、音は偏」とあり。顔師古の説に「牦牛すなわち犏牛なり」という。『水東日記』に「牦牛と封牛と交われば、犏牛を生ず。其の形牦牛に似たり。偏気によりて成るが故に、之を犏と名づく」という。此の説に従えば、犏はまた牦牛より伝来せる種にして、即ち牦牛に非ず。字書を考うるに犏の字なし。『正字通』新たに増補せるものなり。顔師古『上林賦』の注に「旄牛は、今所謂く偏牛なり。本は偏と作る」という。惟だ呉任臣『山海経』の注に「李東壁曰く、旄牛は別に名けて犏牛という。即ち『爾雅』の犣牛是れなり」という。犏の字は牛旁に従い、『正字通』と相合す。