康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 151 ページ)
【子集下】【勹部】匏;康煕筆画:11;頁碼:151 頁 33 行
【唐韻】は薄交切、【集韻】【韻会】【正韻】は蒲交切で、音は「庖」に同じ。
【説文解字】に「瓠瓜なり」とあり、形は「夸」に従い、「包」を声とする。その物を包み蔵るべき義を取る。
【詩経・邶風】に「匏有苦葉」と見える。
【注】陸佃曰く、頸短く腹大なるを匏と謂う。
【陸璣詩疏】に曰く、匏の葉は嫩き時羹に煮すべし。また醤にし、あるいは煮熟して食すべし。八月に至れば葉苦くなる。
【厳粲・詩緝】に曰く、匏は霜を受けて葉枯れ落ち、その乾きたる実を腰に繋ぎて以て水を渡る。
【国語・魯語】に曰く、苦匏は人に他用のなく、ただ人を河に済やすのみ。
また【爾雅翼】に載せて曰く、匏は八音の一なり。笙は十三簧、竽は三十六簧にして、皆管を匏の中に列ね、管の端に簧を設く。
また飲酒の器に用いる。
【詩経・大雅】に「匏を以て酒を酌む」とある。
【礼記・郊特牲】に「祭器は陶匏を用いて、天地の性に象る」という。
また【韻会】に曰く、匏瓜は星宿の名なり。河鼓の東に在り。
【集韻】に曰く、または「瓟」と書く。