康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 721 ページ)
【巳集下】【犬部】獿;康煕筆画:22;頁碼:721 頁 23 行。『唐韻』女交切、『集韻』尼交切、音は鐃。『説文』に「獿、なり。犬に従ひ、夒声」とある。『集韻』に「犬の吠ゆること」とあり。また『広韻』『集韻』『正韻』に奴刀切、音は峱。『広韻』に「獣の名」、『集韻』に「本は夒に作る。あるいは獶・猱・蝚と作る。猱の字の注に詳し」とある。また『前漢・揚雄伝』に「獿人亡ずれば匠石斤を輟めて妄りに斲ることを敢てせず」とあり。注に服虔曰く「獿は古の塗墍を善くする者なり」。師古曰く「墍は即ち今の仰泥なり。獿は抆拭するなり。故に塗る者を獿人と謂ふ。獿は乃高反」。また『集韻』に奴回切、音は。古の塗墍を善くする者。『漢書・獿人の注』に師古曰く「また乃回反」。『集韻』に「あるいはに作り、に通ず」とあり。また『広韻』に奴巧切、『集韻』に女巧切、音は撓。『広韻』に「犬驚く」、『集韻』に「犬驚きて吠ゆる貌」とあり。また『集韻』『類篇』に爾紹切、音は擾。義同じ。