康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1268 ページ)
【酉集下】【邑部】那;康熙筆画:11;頁碼:1268 頁第 30 行。『唐韻』『広韻』諾何切、『集韻』『韻会』囊何切、『正韻』奴何切、音は儺。『説文』に「西夷の国。安定に朝那県あり」とある。また『玉篇』に「何ぞ」とあり。『左伝・宣公二年』に「甲を棄つれば則ち那」とある。また「多し」の義あり。『詩・小雅』に「福を受くること那ならず」とある。また『集韻』に「安らかなる貌」とあり。『詩・小雅』に「其の居ること有那たり」とある。また姓なり。『広韻』に「西魏に那椿あり」とある。また上声あり。『広韻』『正韻』奴可切、『集韻』乃可切、音は娜。『集韻』に「何ぞ」とあり。『玉篇』に「俗に那事と言う」とある。また去声あり。『広韻』奴个切、『集韻』『韻会』『正韻』乃个切、音は哪。語助詞なり。『後漢書・韓康伝』に「公は韓伯休ならんや」とあり。杜甫の詩に「杖藜して睡らざれば、誰か能く那せん」とある。また奴故切に叶い、音は怒。陸雲『陸丞相誄』に「容を改め粛として至り、蓋を傾け歩を寵す。鞶帯翻って紛しく、珍裘阿那たり」とある。『説文』に本より作る。俗に作る。