康熙字典解説
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【広韻】【集韻】は五果切を用い、発音は「訛」の上声と同じである。「婐㛂」は美しい容貌を指す。韓愈の【元和聖徳詩】に「日君月妃、煥赫婐㛂」とあり、注釈には「煥赫は太陽を形容し、婐㛂は月亮を形容す。日月の光彩明媚なるを謂う」と解されている。また柔弱を表すともいう。揚雄【太玄経】に「瞢瞢之離、宜らず熒且㛂」とあり、注釈には「瞢瞢は薆薆のごとく、離は太陽を表し、熒は月亮を表す。君主隠晦にして日出づるがごとく、月亮の欠けんとするがごとき明るさなるべからず」と解されている。さらに【集韻】は努果切を用い、発音は【】である。これもまた美好なる様を表す。字形は厂に従い卩に従う。凡そ卩に従う字は皆巴と書き、あるいは已と書く。俗に【】と書く。