康熙字典解説
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【広韻】では莫礼切、【集韻】では母礼切と注音され、音は「米」に同じ。魚の名である。一説には魚の卵を指すという。【古今注】に曰く、魚の卵を「鱦」といい、また「鯤」とも「䱊」ともいう。散じた稲米に似るがゆえにそう名づけるという。【正字通】に曰く、南海の諸郡では八・九月に魚の卵を採り、草に包んで竈の煙の上に懸ける。翌年二月に春雷起こるとき、草包を取り下げて池に浸せば、十余日にして卵孵化し、その様おたまじゃくしの如し。これを「䱊」という。この字は元来「魚」と「尼」の二部より成る。