康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 560 ページ)
【辰集中】【木部】櫓;康煕筆画:19;頁碼:560 頁 05 行。【唐韻】【正韻】郎古切、【集韻】【韻会】籠五切、音は魯。【説文】大なる盾なり。【礼・儒行】礼義を以て干橹と為す。また【玉篇】に「橹は城上の守禦の望楼なり」とあり。【釈名】に「橹は露なり、上に覆屋なきを露という」とあり。【後漢書・公孫瓚伝】に「楼橹千里」とあり。一作す。また【韻会】に「戦陣の高巣車も亦た橹と為す」とあり。【太公・六韜篇】に「堅陣を陥れ、強敵を敗るには、武翼の大橹、提翼の小橹を用う」とあり。また進船の具なり。【釈名】に「船尾を柂といい、旁にあるを橹という。橹は膂なり、膂力を用いて然る後に舟行ず」とあり。【通鑑】に「呂蒙荆州を取るに、白衣をして橹を揺がしむ」とあり。また橹子は果名なり。【桂海虞衡志】に「大さ椀のごとく、数十房攒り聚まって球を成し、之を食えば微かに甘し」とあり。考証:【礼・儒行】「礼義を干橹と為す」。謹んで原文を照らし、礼義の下に「以」の字を増す。