康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 450 ページ)
【卯集中】【手部】摟;康煕筆画:15;頁碼:450 頁 09 行。【唐韻】洛侯切。【集韻】【韻会】郎侯切。【正韻】盧侯切。音は楼。【説文】に「曳きて聚む」とあり。『爾雅』に「搂、聚む」とあり。注に「猶お今言う拘搂して聚むがごとし」とある。また牽くをいう。『孟子』に「東家の墙を踰えてその処子を搂す」とあり。また「五覇は諸侯を搂して諸侯を伐つ者なり」とある。また【唐韻】力朱切。【集韻】龍朱切。音は婁。これも亦た曳くをいう。一説に挽いて申べしむとあり。婁に通ず。考証:【説文】に「曳きて聚む」とあり。また牽くとあり。取るとあり。『孟子』に「五伯は諸侯を搂して諸侯を伐つ者なり」とある。また【揚子・方言】に「袌持を搂と謂う」とあり。『孟子』に「東家の墙を踰えてその処子を搂す」とある。謹んで按ずるに、「袌持を搂と謂う」は揚子の『方言』に此の語無し。また『孟子』の両つの搂字は趙注いずれも牽くと訓ず。謹んで「また牽くとありて処子を搂すに至る」を改めて次のようにす:『爾雅』に「搂、聚む」。注に「猶お今言う拘搂して聚むがごとし」とあり。また牽くをいう。『孟子』に「東家の墙を踰えてその処子を搂す」。また「五覇は諸侯を搂して諸侯を伐つ者なり」。