康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 177 ページ)
【丑集上】【口部】吝;康煕筆画:7;頁碼:177 頁 13 行目
古代文献による記載:【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】に「良刃切」と注音され、音は「蔺」に同じ。【説文解字】には「恨む」と釈す。【易経・屯卦】に「君子幾を見るに如かず、往かざるを得ず、往けば吝なり」とあり。【注】に「君子の行うところ、豈自ら恨辱を取るべけんや。故に往かざるを得ずして、窮悔に至るを免る」という。また【繋辞】に「悔吝とは憂虞之象なり」という。また【説文解字】には「惜しむ」と釈す。【易経・説卦】に「坤は吝を為す」という。【尚書・仲虺の誥】に「過ちを改むること吝しからず」という。【注】に「惜しむ所なし」という。【論語】に「驕にして吝なり」という。【注】に「吝とは鄙吝なるを謂う」という。また「遴」に通ず。【前漢書・王莽伝】に「性実に吝なり」という。【注】に師古曰く「遴は音吝と同じ」という。【説文解字】に俗体「恡」と作る。【広韻】に俗体「𠱫」と作る。また鄙吝の意の「吝」は「悋」とも作る。【集韻】に或いは「𢙼」と作り、また鄙吝の意の「吝」は「𢛅」とも作る。