康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 986 ページ)
【未集下】【肉部】臘;康煕筆画:21;頁 986【広韻】盧盍切【集韻】【韻会】力合切【正韻】落合切、音は蠟。【説文】冬至後の第三の戌の日、百神を臘祭する日なり。【礼・月令】孟冬に先祖及び五祀を臘祭す。【注】これ周礼にいうところの蜡祭なり。【前漢・武帝紀】戸神を祀る、その儀臘祭に同じ。【注】臘とは、冬至後に百神を臘祭することを指す。また【陳勝伝】臘月、陳勝汝陰に至る。【注】張晏曰く、秦の臘月は夏暦九月なり。臣瓚曰く、建丑の月(夏暦十二月)なり。また【正字通】風俗通および蔡邕の独断にいわく、夏は清祀と称し、殷は嘉平と称し、周は蜡と称し、漢は臘と称す。別の説に月令により、孟冬に先祖及び五祀を臘祭することは古よりありて、漢に始まるにあらず。また鄭玄の月令の注にいわく、臘すなわち周礼にいうところの蜡なり。彼は臘祭が先祖を祭り、蜡祭が百神を祭るものにて、二祭各々区別あるを知らず、鄭玄これを合一せしめたるは誤りなり。また晋の博士張亮議していわく、臘は交接の義なり、祭祀は新旧交接の時に行うべし。民間は臘祭の翌日を初歳と称し、秦漢以来歳賀の習あり、これ皆古の遺風なり。また道書にいわく、道家に五臘あり、正月一日を天臘とし、五月五日を地臘とし、七月七日を道德臘とし、また十月十二日を民衆の歳臘とし、十二月の正臘の日を王侯臘とす。また【博雅】臘は索むの義なり。また刀剣の刃を指す。【周礼・冬官考工記】桃氏剣を作る、剣身の最も広き処(臘)二寸半。【注】臘は剣の両刃を指す。【疏】両刃とは、剣の両面ともに刃あるをいう。また【正字通】真臘は南方蛮夷の国の名なり。また【集韻】力渉切、音は巤。義同じ。