康熙字典解説
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【未集下】【肉部】膢;康煕筆画:17;頁碼:993 頁 11 行。『唐韻』力居切、『集韻』『韻会』龍珠切、音は慺に同じ。『説文』に曰く、楚地の風俗にて二月に飲食の神を祭る。『広韻』に曰く、是れ飲食の祭祀にして、冀州は八月に行い、楚地の風俗は二月に行う。『集韻』に曰く、臘祭の名の一なり。或いは「示」部に作る。『韻会』に曰く、『塩鉄論』に云ふ、膢・臘の如き祭祀にあらずんば酒肉なし、と。膢祭は八月初一日にして、今河東の風俗これを重節として祖先を祭る。『前漢・武帝紀』に「膢五日」と見える。〔注〕如淳曰く、音は楼なり。『漢儀注』に曰く、立秋に貙膢を行う。服虔曰く、殺すの義なり。蘇林曰く、祭祀の名なり。貙は虎類に属し、常に立秋の日獣神を祭り、帝王もまた此の日に始めて臘祭を行い、帰って宗廟を祭るが故に、貙膢という祭祀あり。又『説文』に別説ありて、穀物の豊穣を祈り新穀を嘗むるを離膢と謂う。又『集韻』『韻会』郎侯切、『正韻』盧侯切、音は婁に同じ。義同じ。又『類篇』力求切、劉に同じ。『前漢・武帝紀』「膢五日」の注に師古曰く、『続漢書』には貙膢を貙劉と作る。膢と劉とは義各々相通ず。