康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1349 ページ)
【戌集中】【阜部】陋;康煕筆画:14;頁碼:1349 頁 08 行
【唐韻】盧候切、【集韻】【韻会】【正韻】郎豆切、音「漏」に同じ。
【説文解字】狭し、隘しと釈す。
【論語】「陋巷に在り」【疏】狭隘にして簡陋なる巷を指す。
【左伝・成公九年】「莒はその僻陋を恃みて守備せず」と記す。
また【玉篇】醜しく鄙びたりと釈す。
【唐書・盧杞伝】郭子儀が盧杞を評して「貌醜く心険なり」という。
また【玉篇】隠れて微なりと釈す。
【広韻】粗悪なりと釈す。
【尚書・堯典】「明明に側陋を揚ぐ」とは、地位卑しといえども才徳ある者を推挙するを指す。
また【荀子・修身篇】「見聞寡なきを陋と謂う」という。
【礼記・学記】「独学して友なければ則ち孤陋にして寡聞なり」という。
また【唐韻正】魯故反、音「路」に同じ。
【張衡・東京賦】「奢ならざるも泰ならず、儉なるも陋ならず。王度を規遵し、動中趨を得る。ここに礼を観て、礼挙がり儀具わる」。
【説文解字】本は「陋」に作る。
考証:【張衡・東京賦】「規遵王度、動中得趨。於是観礼、礼挙義具。」原文に拠れば、「義具」は「儀具」に改むべし。