康熙字典解説
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【戌集中】【阜字部】阬;康煕筆画:12;頁碼:1346 頁 14 行目
【唐韻】客庚切【集韻】【韻会】【正韻】丘庚切、音砊。
【説文】閬なり。【玉篇】坎なり、池なり。
【爾雅・釈詁】阬、阬虚なり。【注】阬阬とは阬塹を謂う。【疏】阬阬とは坎陥の虚なる者なり。
【史記・貨殖伝】阬谷を馳す。【広韻】坑に同じ。また硎にも同じ。
また【増韻】陥るなり。【史記・秦始皇本紀】秦王邯鄲に至り、嘗て王と趙に生じし諸人、時に母家に仇怨ある者は、皆之を阬す。
また長阬、地名なり。【前漢書・趙充国伝】塩沢を出でて長阬を過ぐ。
また姓なり。【左伝・哀公十四年】司馬牛魯の郭門の外に卒し、阬氏之を丘輿に葬る。【注】阬氏は魯人なり。【釈文】阬、苦庚反。あるいは岡と音す。
また【集韻】居郎切、音岡。地名なり。
また【荘子・天運篇】谷に在れば谷に満ち、阬に在れば阬に満つ。郄を塗り神を守り、物を以て量と為す。
【楚辞・九歌】高く飛びて安らかに翔り、清気を乗じて陰陽を御す。吾れ君と斉速にし、帝を導いて九阬に至らしむ。
また【揚雄・甘泉賦】衆車東阬に於いて【注】師古曰く、阬は大阜なり、読み岡と同じ。一説に東阬は東海なり。
また【広韻】苦浪切【集韻】口浪切、音抗。【広韻】門なり。【集韻】坑なり。