康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1319 ページ)
【戌集上】【金字部】鏗;康熙画数:19;頁 1319。『広韻』に口莖切、『集韻』『韻会』に丘耕切、『正韻』に丘庚切、音は同じ。『玉篇』に「鏗鏘は金石の音」とあり。『礼記・楽記』に「鐘声鏗」と見え、疏に「金鐘の声鏗鏗然なり」と言う。『前漢書・礼楽志』に「ただその鏗鎗鼓舞を紀するのみ」とあり、注に「鏗鎗は金石の音」とす。『集韻』に或いは鍞・銵に作る。また『韻会』に琴声ともす。『論語』に「瑟を鼓して希なり、鏗爾」とあり。また『広韻』に撞(つく)ともす。『楚辞・招魂』に「鐘を鏗し簴を揺る」とあり、注に「鏗は撞くことなり」とす。班固『東都賦』に「鯨魚を発し華鐘を鏗す」とあり。また人名にも用いる。『楚辞・天問』に「彭鏗雉を斟ぐ、帝何ぞ饗けん」とあり、注に「彭鏗は彭祖なり」とす。『神仙伝』に「彭祖は姓は籛、名は鏗」という。考証:『前漢書・法志』に「ただその鏗鎗鼓舞を紀するのみ」と引くが、按ずるに出典は『礼楽志』にして『法志』にあらず。謹んで原書に従い『法志』を『礼楽志』に改む。