康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 288 ページ)
【寅集上】【宀部】寇;康熙筆画 11;頁碼 288 頁 15 行。【唐韻】苦候切。【集韻】【韻会】【正韻】丘候切。音は「扣」。【説文】暴なり。攴(ぼく)と完とに従ふ。其の完聚するを当りて之を寇るなり。攴は撃つなり。会意。【広韻】鈔(うば)ふなり。【増韻】仇なり、賊なり。【易・蒙卦】寇為るに利あらず、寇を防ぐに利あり。【詩・大雅】式(もっ)て寇虐遏(ふさ)げよ。【書・舜典】寇・賊・姦・宄。【注】群行して攻劫するを寇と曰ひ、人を殺すを賊と曰ふ。又【左伝・文公七年】兵内に興るを乱と為し、外に興るを寇と為す。又【周礼】司寇は秋官にして、戮理の官を主るなり。又【揚子・方言】凡そ物盛んに多きを寇と謂ふ。【郭璞注】今江東に小鳧有り、其の数無数にして、俗に之を寇鳧と謂ふ。又姓なり。宋に寇準有り。【欧陽氏曰】俗に「𡨥」と作るも非なり。考証:【郭璞注】「今江東に小鳧有り、其の数無数にして、俗に之を寇と謂ふ」について、原文に謹みて「寇」字の下に「鳧」字を増す。