康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 154 ページ)
【子集下】【匚部】匱。康煕字典の筆画数:14。ページ番号:第 154 頁第 20 行。『唐韻』『集韻』『韻会』は「求位切」と注音し、『正韻』は「具位切」と注音して、音は「蕢」に同じ。『説文解字』に「匣なり。形は匚に従い、貴声」とある。『六書故』に「今、器を貯うる大なるを匱と称し、中なるを匣と称し、小なるを匵と称す」と説く。『史記・太史公自序』に「石室金匱の書を紬繹す」と載す。『韻会』に「あるいは鐀と作る。俗に櫃と作る」とあり。また『説文解字』に別の説として「乏し」とあり。『広韻』に「竭くるなり」と釈す。『詩経・大雅』に「孝子の孝心は永く匱かず」という句あり。また「簣」に通ずる仮借あり。『前漢書・王莽伝』に「綱紀ことごとく立ち、功は一簣の土に在り」と載す。また姓あり。『広韻』は『何氏姓苑』を引いて「今廬江の人此の姓あり」という。