康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1206 ページ)
【酉集中】【貝部】貺;康煕筆画:12;頁碼:1206 頁下段 26 行
古代文献による記載:『唐韻』『集韻』『韻会』には許放切と注音され、『正韻』には虚放切と注音されて、音は「況」に同じ。『説文解字』には賜うと釈す。『広韻』には与えると釈す。『詩経・小雅』に「中心これを貺(たま)う」という句あり。『儀礼・士昏礼』に「吾子恵ありて、室の某を貺(たま)う」と記す。また「況」の字に通ず。『前漢書・武帝紀』に「天地の況施(きょうし)に遭う」という句あり。なお『韻補』には叶韻して虚王切と読むべく、音は「荒」に同じとする。『左伝・僖公十五年』に「女筐を承けて、亦貺(たまもの)なし」とあり。『楚辞・九章』に「荼と薺は畞を同じくせず、蘭と茝は幽かにして自ら芳し。惟だ佳人の永く都なる兮、更に世を統べて自ら貺(よろこ)ぶ」とあり。『類篇』に、この字はあるいは「光」に従って「𧶠」と作ると記す。