康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 535 ページ)
【辰集中】【木部】椇。康煕筆画:12。頁碼:535 頁下段 25 行。『唐韻』・『韻会』は俱禹切、『集韻』・『正韻』は果羽切、音は矩。『玉篇』に「枳椇なり」とある。『礼記・曲礼』に「婦人の贄(見舞の品)は椇・榛・脯・修・棗・栗なり」とあり、疏に「椇は枳なり。即ち今の白石李にして、形珊瑚のごとく、味甘美なり。また法ともいう。婦人に法あるがゆえに、これを贄と為す」とある。また『内則』に「蔆・椇」とあり、疏に「椇は梨の属にして、その味善からず」とある。按ずるに二説異なる、疑うべくは二種あるか。また曲がり撓むをいう。また俎の名でもあり、『礼記・明堂位』に「殷の俎は椇を以てす」とあり、注に「椇は枳椇をいう。曲がり撓むを謂うなり」とある。陸璣『草木疏』に「椇は曲りて来たり巣す、殷の俎これに似たり」とある。また『正字通』に「本は枸と作り、『石経』は改めて椇と作る。一名は石李、一名は鶏歫子、一名は木屈栎。梵書はこれを木という」とある。また『正韻』に俱許切、音は挙。義同じ。