康熙字典解説
【唐韻】に居玉切、【集韻】に拘玉切とあり、音は「鋦」に同じ。【説文解字】には「手の爪をもって取り掴み、握る」と釈す。徐鉉曰く、「今俗字に別に【掬】と作るも、これ非なり」。【集韻】にまた「攫」と作るものありと記す。また【集韻】に権俱切なる一音あり、音は「劬」に同じ。「㩴疎」を謂い、枝葉の散ずるさまを形容す。○按ずるに、【太経】にはこの字木に従って「欋」と作る。【正字通】は「瞿」より声を得て、「匊」の音に非ずとす。いわゆる「爪持」とは取り掴むの義にして、まさに「攫」の字が伝写して訛り略せしものなるべし。