康熙字典解説
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【広韻】では許聿切と注音され、音は「矞」である。元来は「怵」と書き、時に「㤜」または「㾁」とも書く。【博雅】には「狂乱の意」と釈されている。【春秋・桓公五年】に「春正月甲戌己丑、侯鮑卒す」と記される。【公羊伝】は問うて曰く、「何ぞ二日を以ってその卒を記すや」。答えて曰く、「其の卒するや㤜なりき」と。【注】に曰く、「㤜とは狂乱の謂いなり」。また、【集韻】では翾劣切と注音され、音は「決」である。【博雅】には「怒りの意」と釈され、また一説に「愚なる様」ともいう。