康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 475 ページ)
【卯集下】【攴部】敽;康熙筆画:16;頁碼:475 頁上段 18。『唐韻』居夭切、『集韻』『韻会』挙夭切、音は矯なり。『説文』に「繋連なり」とあり。『書・費誓』に「乃の干を敽えよ」と見え、伝に「汝の楯に紛を施せ」と釈す。疏に「鄭玄云く、敽は猶ほ繋ぐがごとし。王粛云く、楯を敽うるには当に紛をもって之を繋ぎ持つべし」とあり。按ずるに、『書・費誓』の「乃の干を敽えよ」について、伝は「汝の楯に紛を施せ」と謂う。疏に「乃の干を敽うる」とは、必ず楯の紛に功を施すを謂う。紛は綬のごとくして小なり、楯に繋げて之を持つ。是れ盾に繋ぐるものを敽と為すなり。『広韻』に「敽は盾を訓ず」とあり。『集韻』に「渠廟切、盾を敽と謂う」と見える。もし敽を即ち盾と為さば非なり。当に書の疏に従うべし。また『集韻』に渠廟切、音は嶠なり。義同じ。