康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 439 ページ)
【卯集中】【手部】接;康煕筆画:12;頁碼:439 頁 04 行。『唐韻』子葉切。『集韻』『韻会』『正韻』即渉切、音は楫に同じ。『説文』に「交わる」とあり。『広韻』に「合す、会す」とあり。『易』蒙卦に「子克く家、剛柔接す」とあり。疏に「陽卦内に居り、群陰を接待す」という。また晋卦に「昼日三接す」とあり。『礼』表記に「君子の接すること水のごとし」とあり。疏に「両水の相交わるがごとく、尋いで合するのみ」という。また「持つ、受く、承く」の義あり。『礼』曲礼に「下を受け弣を承く」とあり。注に「客の手を下に受く」という。『史記』平準書に「漢興り、秦の弊に接す」とあり。また『増韻』に「続く、連なる」とあり。『礼』曲礼に「堂上武を接す」とあり。注に「武は跡なり。跡相接うとは、足を移すごとに半ば之を躡むを謂う」という。『前漢』西域伝に「烏秅国の民手を接手して飲む」とあり。注に「高山より渓中に下りて飲水するゆえ、その手を連接す」という。また「近し」の義あり。『儀礼』聘礼に「賓立ちて西塾に接す」とあり。また「捷(すみやか)」の義あり。『礼』曽子問に「接祭のみ矣」とあり。疏に「接は捷速なり。速やかに之を祭る」という。また「反接」とは両手を逆に縛るを謂う。『前漢』平伝に「樊噲詔を受けて即ち反接す」とあり。また姓なり。『史記』孟子荀卿伝に「接子、斉人、黄老道徳の術を学ぶ」とあり。『集韻』に或いは擑に作るとあり。また『集韻』『韻会』『正韻』に疾葉切、音は捷に同じ。『礼』内則に「国君の世子生まるれば、太牢を以て接す」とあり。注に「接は捷と読み、勝るなり。其の母を食らわしめて虚を補い気を強くするを謂う」という。また『荀子』大略篇に「事に先立ちて事を慮るを接と謂う」とあり。注に「接は捷と読み、速なり」という。また測洽切、音は鍤に同じ。扱と同じ。『周礼』地官廪人に「大祭祀には則ち其の接盛を共す」とあり。注に「接は扱と読む。扱いて春人に授け之を舂かしむ」という。疏に「扱を頒ちて春人に与う」という。また『集韻』に色甲切、音は霎に同じ。翣と同じ。『周礼』天官縫人「衣翣柳の材」の注に「故書に翣を作して接と為す」とあり。また檄頬切、音は協に同じ。挟と同じ。また「持つ」の義なり。